2009年01月30日

誰も守ってくれない

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s誰も守ってくれない.jpg 家族が殺人犯として逮捕された家庭は

 崩壊の一途をたどることになる。

 そんな一例を女子中学生の視点から

 描く作品。



評価:★★★★★★★★☆☆

あらすじ(goo映画「誰も守ってくれない」より)

幼い姉妹の殺害事件で未成年の容疑者が逮捕される。その

瞬間から容疑者の家族は、マスコミや世間の目を避ける

ため警察の保護下に置かれ、中学生の妹・船村沙織の

担当は刑事の勝浦に任される。ホテルや自宅アパート、

友人のマンションを転々とするが、マスコミの執拗な追跡に

行き場を無くした勝浦は、かつて担当した事件の被害者

家族が営む伊豆のペンションに身を寄せる。そこへ沙織の

ボーイフレンドが駆けつける。


【コメント「誰も守ってくれない」

 本作「誰も守ってくれない」公開から1週間あまりがたちましたが、

各種メディアや視聴者から大反響となっています。私はこの映画を

観たときに感じました。

「これは明らかに裁判員制度を意識している」。

「誰も守ってくれない」では被害者家族の心情と加害者家族の心情の

両方を、まるで絶妙な均衡状態にある天秤のように描いています。

結局どちらが強く守られるべきかという答えは簡単に出るわけも

ありません。しかしこのような作品を映画という形で作ったメディアは

珍しく良い仕事をしたなぁと思う限りです。


 5月から始まる裁判員制度に向けた準備がが着々と進んでいますが、

多くの人にとって心の準備はできていないでしょう。裁判員として招集

される前に目を通していただければと思います。


【私の視点「誰も守ってくれない」

 全体を通してはいい映画なのですが、主人公のボーイ・フレンドが

登場するシーンは余計だなというのが私の感想です。ネット社会の

弊害は中学生にも及んでいると言いたいのでしょうが、あのシーンだけ

リアル感が全く感じられず
、引いてしまいました。


 新聞記者(佐々木蔵之介)の最後の言葉は実に深い一言でした。

「転がったボールには追いつけない」。

ここでの転がったボールという表現はいくらでも解釈のしようが

ありますね。これから観る人はそんなことを考えながら観ると

良いのではないでしょうか。


 この映画を観た日は東野圭吾の「さまよう刃」を読んでいる最中

でもありました。「さまよう刃」は娘を蹂躙された父親が犯人たち

に復讐を試みるという話なのですが、「誰も守ってくれない」

合わせて読むことで、メディアと国民の関係について深く考えさせ

られました。中でも、

“マスコミの過剰な報道は「悪」なのか「必要悪」なのか”

ということを強く考えさせられました。

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posted by kt-boy at 12:06| Comment(5) | TrackBack(7) | 劇場公開中 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは^^KLYさんのHNは
お見かけしたことがあったのですが、
楽天の方と同じ方だと今日気がつきました(笑)

さて作品ですが、確かに5月からの裁判員制度を考えると、
良いたいミングの公開かもしれませんね^^
そして、目を通していたほうがいい作品ですよね。

さまよう刃は手元にあるのですが、まだ
読んでいません(^^ゞ東野さんの作品は
読み出すと一気に読みたくなり、
他のことができなくなるので(笑)余裕ができたら、読みます(笑)

これからも、よろしくお願いします♪
ポチットしていきますね(^_-)-☆
Posted by ひろちゃん at 2009年02月03日 00:33
>ひろちゃん さん

ご訪問ありがとうございます。
他のページを見て混乱されたかも
しれないですね。私も楽天ブログを
やってますが、このページです↓
http://plaza.rakuten.co.jp/nagasecommunity
よかったら見てみてください☆
Posted by 管理人(こーた) at 2009年02月03日 01:43
たびたびすみません(^^ゞ
レボリューショナリー〜のところに
よく行き来するにくきゅうさんがいらしたので、そこを見たら、
その下にコメントがあって、てっきり管理人さんが
KLYさんだと思ってしまったようです(^^ゞ

楽天のほうのブログは、潤之助さんと言うことで、
先日コメントも頂いたので、
わかっておりました^^
本当に人間違いしてしまってすみません
(T^T)

こちらでは、こーたさんなんですね。
映画のコメントを書く時はこちらのほうが
いいですか?

こんなあわてものですが、これからも、
どうぞよろしくお願い致します(*^o^*)
Posted by ひろちゃん at 2009年02月03日 03:25
映画の少女は、父親も整形で顔を変えない
限りはだめだろうと思いましたね。
メディアと国民性について考えさせられる作品でした。
犯罪者の家族は現実に実際にあんな目に
遭っているのでしょうか?
Posted by ミント at 2009年02月10日 14:29
ミントさん

コメントありがとうございます。
犯罪者の家族が引っ越すという話は
よく聞きますが、はたして彼らがどこまで
苦しんでいるかということはわからない
ですよね。

メディアと国民性というテーマは本当に
難しいですね。以前新聞社を受験した時の面接で
「君は被害者家族に嫌だといわれても、写真を撮ってくることができるか」
という質問があったことを思い出しました。
Posted by 管理人(こーた) at 2009年02月14日 23:19
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